戦国武将石田三成を中心に、史跡巡りと戦国小説・資料等の紹介。西軍贔屓で凄絶に偏ってます♪
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Author:藤之宮悠生。
生息地:出羽庄内藩
趣味:日帰りドライブ
    (往復約600km圏内)
座右の銘:あるがままに。

戦国無双2から戦国時代&武将に興味を持ったので凄絶に西軍贔屓。
無双武将では石田三成、島左近、真田幸村、前田慶次…+イカ(酷)
モ武将&史実武将では佐竹義宣、結城秀康、小西行長、大谷吉継、羽柴秀長、真田信幸、伊達政宗、池田輝政、上杉景勝、宇喜多秀家…増えてるし(苦笑)


普段から道の駅スタンプラリーで走り回ってるので、それに史跡巡りを足したため大変な事に。最近行動範囲がかなり広がってきた。
その分ガソリン代がイタイデス…orz

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オススメ度:★★★★☆(市立図書館閲覧)


多くのミツナリストの方々が絶賛している乱世光芒、やっと見つけて読む事が出来ました。
こんなに達観している三成、初めて読んだ…というか、微笑が武器って!想像つかないんですが!(笑)その思想と柔らかで飾らない微笑に誑かされて(待て)多くの人が三成の為にその人生をかける、そんな風に書くとアレなんですが、ほっとけない主君はそれだけで仕えるに値するものなのです。
読み応えばっちりで最後まで飽きずに楽しく読む事が出来ました♪

ただ、惜しむらくは話の視点が創作人物の忍者なので、三成に係わる他の武将の心の機微が書ききれてないというか、視点が散文して物足りない感じがしました。ちょこっと触りだけ出るぐらいなら、いっそ出番がない方が諦めもついたのに…吉継や行長、清正、正則との会話に今後も出番あるのかと期待しちゃったじゃない!特に清正のくだりはもっと引っ張って欲しかったです。まぁそれを補うぐらいに充分面白かったんですけどね(苦笑)

テーマ:ブックレビュー - ジャンル:小説・文学

以前書いた尾崎先生の「石田三成」のブックレビューへの追記です。

前回、出版社によって内容が中途のままで終っている、と書いたのですが、実際のところは前編を書き上げ出版したところで従軍の為執筆が中断し、後編は書かれなかったそうです。時期的には第一次世界大戦の頃でしょうか。
一番最初に発行された「石田三成」が1938年中央公論社発行です。これが私が最初に読んだ本で、B5横型和綴じの旧仮名づかいです。(弘前市立図書館・秋田県立図書館確認)
続いて確認できたのが1969年河出書房新社発行の「国民の文学8 尾崎士郎」(秋田県立図書館確認)。この本には前出の「石田三成」の他に「高杉晋作」「私学校潰滅」の3編が収録されています。なのでもちろん石田三成は中途半端のまま。
ただ、この本の後書きにこの前半部分で終ってしまっている説明が載ってまして、それによると「石田三成」はそのままお蔵入りになってしまったものの、それを同テーマで新しく書き直したものが「篝火」なんだそうです。
実はその後も同テーマで書かれた物が存在してまして、それがこの度の混乱の元となった1972年廣済堂発行の「石田三成」(秋田市立図書館確認)。この本の中には時間軸に沿って「石田三成」「関ヶ原の夜明け」「雲と残月」「山河歳月」「春や昔大阪城」の5編が収録されています。全部が全部三成が主役、という訳でもなくて、大阪城なんかは真田親子が主役だったりします。関ヶ原、というひとつの時代をテーマとして、尾崎先生の独自の解釈と世界観が詰まっているので、読んでみたいと思う方は是非、こちらの本を探してみてください。

個人的には初版の和綴じ本も、旧仮名が味があって面白かったです。
でもって何度読んでも、左近の前で家康との戦を決意した事を告げて、それによって起こるであろう甚大な被害を思い苦悩し静かに涙する三成にホロっときます(苦笑)そして結城秀康の言葉に、真に自分の心を理解し心配してくれているのだと気が付き、嬉しさに涙を滲ませる彼にグラっときました(笑)
ヤバイ、ほんとに尾崎先生の三成可愛い過ぎ(笑)

テーマ:ブックレビュー - ジャンル:小説・文学

オススメ度:★★★☆☆ (市立図書館閲覧)


三成関連の創作小説…ではあるんですが、3部構成になっていて1章が三成、2章が秀秋、3章が清正が主人公として書かれています。
タイトルに「夢」とあるとおり、それぞれが見た夢の内容が中心で、三成が夢を見たのは関ヶ原の戦いの前でした。秀秋が夢を見たのは関ヶ原から2年後。清正が夢を見たのは11年後の二条城の会見の後。そう、3人とも自身の死の直前です。
夢の内容も雰囲気も三種三様でまったく違うんですが、秀秋の夢にも清正の夢にも、生前と同じ色んな意味で良い性格(笑)の三成が出てきます。内容まではさすがにここでは控えますが、正直清正の夢にはもうマジで泣きました。西軍が好きな人たちがどれだけその夢を、何度見た事か!お前ほんと遅すぎる…orz

個人的には薄い本ながらもとても気に入った本なので★4つつけたいところなんですが、if小説に近い内容なのでこれは好き嫌いハッキリ分かれるだろうな〜と思っての評価です。


どうでも良いおまけ。
最近なんとなく三成と仲悪かった浅野幸長が気になってたんだけど、この本読んで益々興味が湧いてきました。父親の浅野長政共々苦手だったのに…歴史は多方向から見なければ真実は解らない、という言葉を身に染みて感じる今日この頃(苦笑)

テーマ:ブックレビュー - ジャンル:小説・文学

オススメ度:★★★★☆ (県立図書館閲覧)


癖のある文章なので、好き嫌いが分かれるかな〜とは思うんですが、個人的は童門さんの書かれる本は大好きなので、この本もとっても面白かったです。
内容は関ヶ原後捕縛された三成が、今までを振り返るという視点で書かれており、その視点の置き所が無双の三成視点に似ていると思いました(苦笑)三成の一人称に近い語りなので、彼の心情に共感しやすく、それがまた読んでて楽しい原因なのかも。
一番の見所は、死した後、あの世とこの世の狭間で懇々と秀吉に説教する三成でしょうかw
時間はたっぷりありますから、と睨みを効かす彼が素敵です♪
文庫本になってくれたら是非欲しい1冊のひとつです。
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テーマ:ブックレビュー - ジャンル:小説・文学

オススメ度:★★★★☆


今現在、「石田三成の小説」としては一番手に入り安い本かもしれないです。そしてとても読みやすい!作者の溢れんばかりの三成への好意が伝わってきますw
内容は他の三成関連書籍と同じように、三成と秀吉の出会いから彼が亡くなるまで。ちょっと違うのは、信長公や光秀も彼に興味を抱くぐらい、佐吉というまだ小姓衆の一人でしかない少年(青年?)が才気に溢れ魅力的だという事。
左近を召抱えるエピソードも、紀之介(吉継)に相談したり、遠まわしなプレゼント攻撃でとりあえずお友達から作戦で落としてみたりと、なんていうか、微笑ましいエピソードが盛り沢山です♪
一番のお気に入りは、左近が言った一言。これからは家臣になるのだから、私を呼ぶときに「殿」はつけずに、左近と呼び捨てにして下さい。
なんて出来た家臣なんだ!
といよりも、年下の君主に仕え慣れてる感じ?(順慶様も若かったしね)今で言うなら執事ですか?w
関ヶ原の辺りは以外にサラッと書かれているので、三成の青年期を堪能したい方には超オススメ♪
真っ直ぐ過ぎて生き方が不器用な三成の人生を、是非ご堪能下さい。

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オススメ度:★★★☆☆ (県立図書館閲覧)


1922年発行の短編集で、内容はこれ…演劇用の台本、になるのかな?
関ヶ原逃亡後に捕獲されて、六条河原で斬首される瞬間までの内容となっているんですが、演劇用ゆえに三成が喋る喋るw それも辛辣な言葉をこれでもかと言い放ち、口達者の域を超えてもう最期まで男らしくて潔くて小気味いいです♪
短編な上に古書ですが、もし見つかるなら一見の価値はあるかと。

テーマ:ブックレビュー - ジャンル:小説・文学

オススメ度:★☆☆☆☆ (県立図書館閲覧)


個人的にはちょっとイマイチでした。
三成には好意的な小説でしたけど、史実が中途半端に間違ってたりする所が多くて(わざとかもしれないけど…)読んでてツッコミたくなるというか、苦笑いしちゃうというか…内容に入り込めませんでした。
創作部分をもっとうまく史実に馴染むように織り込んでくれていたら良かったのにな、と思ったのが正直な感想です。

テーマ:ブックレビュー - ジャンル:小説・文学

オススメ度:★★★★☆ (県立図書館閲覧)


1946年発行なので、この本も図書館で読めるかどうかだと…。
内容は岐阜城落城から大垣城での作戦会議が中心で、最後は関ヶ原合戦後の家康が首実験しているとこまでです。そこに舞兵庫親子の首が出てくるのが切ないです…orz
この本、とかく左近が嫌われてます。それも陪臣の身でありながら出すぎたまねをする、なぜ三成はそんな身分の言を重んじるのか、というようなどう見ても嫉妬から嫌ってるという風にしか見えないネガティブ小西が愛しいですw 島津とも尽く作戦の意見が合わずに対立してます(^^;)
その代わりというか何というか、大谷と三成の仲良しっぷりは、「名将大谷刑部」に次ぐほどに微笑ましいです。まぁあっちほどポンポン言葉が応酬する、歯に衣着せぬ喧嘩はしませんがw
味方のあっちにもこっちにも気をつかって、疲れ果てて可哀想な三成を愛でるには楽しい本です♪

それにしても、尾崎先生の本面白すぎる…なんでこんな昔の人なんだか悔やまれる〜(つД`)

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オススメ度:★★★★★ (県立図書館閲覧)


1938年発行の本なので、図書館で読めたらラッキー♪と云っても過言ではないような古書でしたが、色々読んだ中で一番のヒット作でした!
まず出だしからして前半の主役が前田慶次ですw それも浪人して勝手に比叡山の山中に居候し、なんやかんやで伏見城に出向かなきゃならなくなり、しかし叔父の利家には水風呂の件で絶対に正体がバレる訳にはいかずに、木食上人名乗っちゃうあたりからして笑えますw それに慶次と左近が旧知の仲だったり、三成の人となりに惚れ込んで仕官の口利き頼んでみたりと展開がとにかく面白い♪
おまけにこの本の三成がこれがまた何ていうか、物静かで優しくて、お前誰だ?ってなぐらい良い男なんですよ。まぁ喋ると口は悪いですがw
彼と係わる人物も、徳川と対立していく彼を心配する結城秀康や、三成を信頼している前田利家、心から主を信頼し使える家臣団の左近に後藤又兵衛など、今まで読んだ事のない設定に笑いあり涙あり。涙といえば、後藤又兵衛の思いやりに涙する三成ってのも度肝抜かれましたw
ただし、内容は秀吉の死から、利家の死の前夜までで、文末に「前編」の文字が…( ̄▽ ̄;)
つまり、未完のまま終ってますorz
それでも超オススメなので、是非読んでみてください!

そういえばこの本のせいで結城秀康が好きになりましたw 豊臣や三成が心配で心配で仕方なくて、だけど自分は父(家康)を裏切ることは出来ないと、最後の別れの酒を飲みにきた結城に胸キュンw だけど彼は酒が入るともう三成以上に口が悪くて、その分素直に心情を伝えるからもうめっちゃ可愛くて!(*´Д`)
超大穴でしたわ…いやマジでw


本書についての追記

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